シャブリ/Chablisのワインの保存の仕方
シャブリ/Chablisワインの品質を維持し、最高の熟成条件で保管するには、10の守るべきキーポイントがあります。
ワインのボトルは、コルクが乾かないように横に寝かして保管します。
以下の条件を守った適切な場所に保管します。可能であれば、理想はカーヴの中です。
暗い場所で振動がないこと。照明はワインを変質させます(カーヴを照らす電球は弱いものでなければなりません)。
カーヴの理想の温度は10~12℃です。温度は安定していなければなりません。温度差が大きいと、ワインの熟成を加速させます。
湿度もワインの保管に重要な要素の一つです。湿度70~80%の間でコントロールされていなければなりません。
いかなる化学物質、芳香を放つ物質(炭化水素、塗料、木の加工製品など)も、ワインのボトルと同じ場所に置いてはなりません。
ボトルはカーヴに寝かせ、棚かパレットケースに積み重ねます。段ボール箱に入れるのは避けてください。なぜなら、ダンボ―ルがワインの保管に必要な湿気を吸収してしまうからです。
保管の期間はアペラシオンによります。プティ・シャブリ/Petit Chablisは2年以内に飲むことができます。 シャブリ/Chablisも若いうちに飲むことができますが、5年かそれ以上熟成させることもできます。シャブリ・プルミエ・クリュ/Chablis Premier Cruは、5年目から10年目の間に楽しむことができます。 シャブリ・グラン・クリュ/Chablis Grand Cruはヴィンテージによりますが、収穫から少なくとも10~12年後に評価することができます。 15年、20年、あるいはそれ以上熟成させたシャブリ・グラン・クリュ/Chablis Grand Cruで、感覚が目覚めるような素晴らしい体験をすることも珍しくありません。
ボトルが小さいほど、ワインは早く熟成します。従って、ハーフボトルの保管期間はマグナム(1.5ℓ)よりも短くなります。
カーヴを適切に管理するために、記録をつけることをお勧めします。