2021ヴィンテージ:あらゆる瞬間で注意を必要とした年

2021ヴィンテージ:あらゆる瞬間で注意を必要とした年

ぶどう栽培にとっての2021年は、最後の一日まで、生産者を不安にさせるものであった。ぶどう樹の生育の再開が早かったために被害が悪化した4月の霜に始まり、収獲まで、天候の急激な変化の速さをみせつけてきた。生産者は絶えず、注意深く対応しなければならなかった。


唯一気を休めることができた瞬間は、良い条件のもとで広がった開花と、8月中旬からの日照の恩恵を受けた色づきの時だけである。霜で収穫量が減少したことに加えて、ぶどう畑とカーヴでとても丁寧な選果を行わざるを得なくなった。7月と8月初めの気まぐれな天候により、病気が広がったためである。しかし幸いなことに、生産者の努力と8月中に乾燥した天候が戻ったことで、病気は抑えられた。


2021年は、まさしく専門性が要求される年であった。醸造はとても正確でなければならなかった。発酵が早くすすんだとしても、アロマのバランスに多大な注意を払わなければならなかった。


最初のテイスティングで、その傾向ははっきりとしていた。シャブリ/ Chablisワインに見られるフレッシュな柑橘類のニュアンスがあり、果汁のアロマの潜在的な可能性が存在、その上で糖と酸のバランスは、ブルゴーニュ/ Bourgogneワインの愛好家が評価する典型的なものである。

第36回 シャブリ・ワインコンクール 29点の授賞ワインを選出 

ギョーム・バロワン氏を審査委員長に迎え

シャブリ・ワインコンクールは、2年連続で、感染リスクを考え特別な環境の下、行われることとなった。テイスターの安全を保証する厳しい対策を実践することで開催が可能となった。審査委員長に、ブルゴーニュ/ Bourgogneワインに情熱を傾けるジャーナリストで、ワイン愛好家、美食家のギョーム・バロワン氏を迎えて、2022年1月15日、ベーヌにて開催された。

 

当コンクールの特殊性:
• サンプルを出品した関係者は、審査員になることを認められていない。
• テイスターは、ジャーナリスト、レストラン関係者、ソムリエ、クルティエ(仲買人)、醸造専門家、生産者あるいは見識のある愛好家である。
• 審査は二回にわたり行われる。
• テイスター全員による最初の審査で最高の得点を獲得したワインが、授賞ワインを決定する権限を持つ上級審査員による審査を受ける。

 

今年のコンクールでは、44名の審査員が、プティ・シャブリ/Petit Chablis、シャブリ/ Chablisとシャブリ・プルミエ・クリュ/ Chablis Premier Cruのヴィンテージ2020、シャブリ・グラン・クリュ/ Chablis Grand Cruのヴィンテージ2019をテイスティングした。出品された262点のワインの中から、29点が受賞した。

 

第36回 シャブリ・ワインコンクール 29点の授賞ワインを選出

第36回 シャブリ・ワインコンクール 29点の授賞ワインを選出 

29点の授賞ワインを選出

プティ・シャブリ/Petit Chablis 2020

金メダル
Domaine MOREAU et Fille
LAMBLIN Fils
Domaine PASSY LE CLOU

銀メダル
La CHABLISIENNE, Pas Si Petit
Domaine des MARRONNIERS

銅メダル
Domaine GAUTHERON Alain et Cyril

 

シャブリ・プルミエ・クリュChablis Premier Cru 2020, 左岸

金メダル
Domaine des HATES, Butteaux
Domaine PINSON Frères, Montmains

銀メダル
SIMONNET-FEBVRE, Beauroy

銅メダル
Domaine PINSON Frères, Forêts
Domaine PINSON Frères, Vaugiraut
LAMBLIN Fils, Vaillons

 

 

シャブリ/Chablis 2020

金メダル
Domaine BARDET et Fils

銀メダル
Jean COLLET et Fils
Domaine Guy ROBIN, Cuvée Marie-Ange

銅メダル
Domaine CHEVALLIER
Antoine et Laurent ROBIN
Domaine VERRET

 

シャブリ・プルミエ・クリュ/Chablis Premier Cru 2020, 右岸

金メダル
Domaine Jean-Paul et Benoît DROIN, Vaulorent

銀メダル
Domaine CHRISTOPHE et Fils, Fourchaume
Domaine GAUTHERON Alain et Cyril, Vaucoupin

銅メダル
Domaine GAUTHERON Alain et Cyril, L'Homme Mort
Domaine COURTAULT MICHELET, Mont de Milieu

 

 

第36回 シャブリ・ワインコンクール 29点の授賞ワインを選出

 

シャブリ・グラン・クリュ/Chablis Grand Cru 2019

 

金メダル
Domaine Jean-Paul et Benoît DROIN, Vaudésir
Louis JADOT, Blanchot

 

銀メダル
Domaine des MALANDES, Les Clos
La CHABLISIENNE, Preuses

 

銅メダル
SIMONNET-FEBVRE, Blanchot
Domaine Jean-Paul et Benoît DROIN, Les Clos

 

フレイ/ Fleysのサン・ヴァンサン祭り2022は2023年に延期

シャブリ/Chablisの伝統の祭りサン・ヴァンサン・トゥルナントは、新型コロナウイルス感染拡大のため、2022年はやはり開催されませんでした。52回目の開催地となるフレイ/ Fleys村は、2023年2月4日・5日まで祭りを待たなくてはならなくなりました。

 

フレイ/ Fleys村はシャブリ/Chablisの伝統の祭りサン・ヴァンサン・トゥルナントを2022年2月5日・6日に行うことができませんでした。新型コロナウイルス感染拡大とそれに伴う社会不安を踏まえ、組織委員会は祭りを1年延期することを決定しました。苦渋の選択でしたが、ワイン生産者はもとより、週末は数千人に上る観光客の安全を確保するためには妥当な判断をし、シャブリ/Chablisのサン・ヴァンサン・トゥルナントは2021年は開催されませんでした。

 

今回52回目となるこの祭りは2023年2月4日・5日に当初の開催予定地であったシャブリ/Chablisのぶどう畑の中心にあるフレイ/ Fleys村で行われます。

フレイ/ Fleysのサン・ヴァンサン祭り2022は2023年に延期

今、ぶどう畑では・・・・

ぶどう畑の冬

ぶどう畑の冬

この時期を利用して剪定が行われます。ご存じでしょうか?ぶどうの樹はつる植物なので、剪定を行わないと、果実をつけるより枝を伸ばしてしまうのです!そのため、剪定は重要です。冬の寒さの中での剪定は辛い作業ですが、この作業がぶどう樹の活力と株の形を左右します。栽培者は、ぶどう樹にいくつ芽を残すかを考え、良い品質を保てるよう、自分の区画の収穫高を管理します


ぶどう樹は冬の休息期間中、2枚の褐色の鱗片で芽を守ります。そのため、霜枯れする心配はありません。ただし気温が非常に低くなり、数日にわたってマイナス15度以下になるような場合は、被害の恐れがあります。

認可! シャブリ /Chablisでは、「ブルゴーニュ/Bourgogneのワインとクリマ/Climatsのシテ」の建設が始まります。

「ブルゴーニュ/Bourgogneのワインとクリマ/Climatsの街・シャブリ /Chablis」の建設許可が承認されました。今夏(7月5日の週)に作業を開始し、2022年夏のオープンを目指します。


これは、プティ・ポンティニーのセラーの歴史的な場所を取り囲み、更には、プティ・ポンティニーの翼棟の続きに建てられた新しい部分にも拡張される予定です。新施設では、約800m²の来場スペースを確保します。


プログラム:シャブリ/Chablis、グラン・オーセロワ/Grand Auxerrois、シャティヨネ/Châtillonnaisのワインの世界を発見するための文化的・教育的企画、アクティビティを通じたテロワール/terroirとワイン醸造の秘密の紹介、そして多感覚のイマーシブ・ツアー。 


「ブルゴーニュ/Bourgogneのワインとクリマ/Climatsのシテ」プロジェクトの対象地域は、ブルゴーニュ/Bourgogneのワイン文化を共有する3つの異なる補完的な場所、シャブリ/Chablis、ボーヌ/Beaune、マコン/Mâconです。ボーヌ/Beauneの「ブルゴーニュ/Bourgogneのワインとクリマ/Climatsの街」の着工は2021年3月12日、マコン/Mâconは2021年3月29日でした。もうすぐシャブリ/Chablisの番です!


会場の様子を動画でご紹介

認可! シャブリ /Chablisでは、「ブルゴーニュ/Bourgogneのワインとクリマ/Climatsのシテ」の建設が始まります。