19銘柄が受賞「第39回シャブリワインコンクール」
マリー・ウォデッキ氏を審査委員長に迎え
2025年1月18日(土)、第39回シャブリワインコンクールがシャブリワイン委員会とブルゴーニュワイン委員会の主催で開催されました。審査委員長を務めたのは、2023年フランス最優秀若手ソムリエに輝き、フランスソムリエ界の新星として注目されるマリー・ウォデッキ氏です。
本年のコンクールでは総勢 72 名の審査員がプティ・シャブリ/Petit Chablis、シャブリ/Chablis、シャブリ・プルミエ・クリュ/Chablis Premier Cru 各アペラシオンの 2023年ヴィンテージ、そして AOC シャブリ・グラン・クリュ/Chablis Grand Cru の 2022 年ヴィンテージをテイスティング。出品された292 銘柄の中から19銘柄が見事メダルを獲得しました。
2024 年:試練と共に歩んだ年
― 試練を乗り越え、シャブリらしい張りと明確なミネラル感を湛えて ―
2024 年、フランスの他のワイン産地と同様、ブルゴーニュ/ Bourgogne も異例の天候に翻弄された。
川の氾濫、過剰な降雨、霜、雹など、自然の猛威が作物に深刻な影響を与え、収穫可能量は徐々に減少していった。ぶどうの生育シーズンを通じて、生産者は畑に絶えず目を配り、収穫を守るために多大な努力を重ねる必要があった。シャブリ/Chablis では、例年のように酒庫が満杯となることはなかったが、醸造家たちは試飲したワインの出来に満足している。2024 年ヴィンテージは、張りのある味わいと明確なミネラル感を湛え、シャブリワインらしさを見事に体現している。
シャブリワインアートアワード
受賞作品発表
ブルゴーニュワイン委員会(BIVB)は、ワインをアートで表現する日本初の公募展「When Pure Chablis meets Art シャブリワインアートアワード」を実施いたしました。
応募総数48 のなかから10 作品が一次審査を通過し、6 月19 日の最終選考会でグランプリが決定。
7月25 日には青山ラ・コレッツィオーネにて、最終選考に残った10作品の展示のほか審査員3 名による公開対談、シャブリワインセミナーを含む授賞式が行われ、プレスやワイン業界関係者46名がかけつけ、100%シャブリワインの一日を愉しみました。
シャブリワインの多様性を音楽で発見!4つの AOC をイメージした
楽曲「シャブリ・シンフォニー」を発表
去る 5 月末日、ブルゴーニュワイン委員会(Le Bureau Interprofessionnel des Vins de Bourgogne)は、シャブリ/Chablis ワインをイメージした楽曲「シャブリ・シンフォニー」を、プレスやワイン業界関係者に向けたセミナー試飲会&コンサートを開催し、発表しました。
これまで、ブルゴーニュワイン委員会は、写真家、宝石商、デザイナー、映像作家などと共に、シャブリワインを味わった時の感覚や感情を作品として表現してきましたが、本年 2022 年は、日本でのプロモーションの一環として、初となる「音楽」を表現する媒体に選びました。この楽曲を通して、シャブリワインの 4 つのアペラシオンが持つ個性や豊かさを聴覚、嗅覚、味覚から感じ取り、シャブリワインの真髄を体感してほしいという思いを込めています。