最も面積の広いアペラシオン
村名アペラシオンのシャブリ/Chablisが生産されるコミューン:Beines, Béru, Chablis, Fyé, Milly, Poinchy, La Chapelle-Vaupelteigne, Chemilly-sur-Serein, Chichée, Collan, Courgis, Fleys, Fontenay-Près-Chablis, Lignorelles, Ligny-le-Châtel, Maligny, Poilly-sur-Serein, Préhy, Villy, Viviers。
- ワインの特徴
色調は澄んだ淡い黄金色または緑を帯びた黄金色。非常にフレッシュで生き生きとしたミネラル感が際立つ。火打石、青りんご、レモン、さらに森の下草、茸(ハラタケ)の香り。菩提樹、ミント、しばしばアカシアや甘草、刈った干草の香りを伴う。年とともに、より黄金色が濃くなり、スパイスのニュアンスが高まる。口に含むと溌剌とした香りが長く残る。アタックはワインの香気が華やかに立ち昇り、余韻は長く、穏やかで甘美な心地よさを残す。非常に辛口で、完璧な繊細さをもつシャブリ/Chablisは他に類を見ない特質を有し、すぐにそれと分かる。
「シャブリ/Chablis」という名前は、世界中でその名をつける権利のないワインに乱用されてきた。ご注意あれ。真正のシャブリ/Chablisはただ一つである。
- 位置
ヨンヌ県オーセール近くにあるシャブリ/Chablisの畑は、セランという名前の小川に沿っている。 ぶどう栽培の起源はローマ時代に遡る。12世紀からシトー派の修道士が畑を発展させた。
- テロワール/terroir
シャブリ/Chablisほど地質と結びつきの強いぶどう畑は他に例を見ない。主な地層は1億5千年前のジュラ紀キンメリジャンで、岩の中に牡蠣殻の小さな破片が認められる。ブルゴーニュ/Bourgogneが当時、やや深く暖かい海に覆われていたことを物語る。コンマの形をしたこれらの牡蠣は、エグゾジラ・ヴィルギュラと呼ばれる。
- 数字でみるシャブリ/Chablis
AOC認定は1938年
生産面積 : 3 710 ha (2023年実績) (1 ha = 10 000 m²)
2019~2023年の年間平均収穫量 : 193 799 hl (1 hl = 100 ℓ = 133 本)