ヴァルミュール/Valmur
特徴,歴史と伝説
- ヴァルミュール/ Valmurは、2つの個性を持っています。顕著な爽やかさと、日照量が際立つ側面とが絶え間なく共存しています。この二重性により、主要な特徴、特に、力強さと複雑さが形成されています。日照に恵まれているという側面では、ミネラル感、味わいの長さ、厳格さ(特に最初の数年)です。ヴァルミュール/ Valmurは、バランスが良いワインの好例です。その熟成の可能性は10~12年です。
- ヴァルミュール/ Valmurは、長きにわたり形成されてきたものです。ぶどう樹はこの場所に1233年にはすでに植えられていました。16世紀には« vallemeur »と綴られていたその名前の語源には、2つの可能性があります。当時、一部の区画のまわりを囲んでいた木苺の実が、« Meures » あるいは « Meuriers »と呼ばれていたというものです。このために「meuresの渓谷« vallée aux meures »」と呼ばれたわけです。ヴァルミュール/ Valmurはまた、石垣に関連する« meurs »あるいは« murgers »から来たとも考えられます。所有地を限定するために作られたか、ぶどう畑のそばに石を積み上げて作られたのでしょう。いずれにせよ、その環境が名前に影響を与えたのでしょう。