役に立つ定義

品種、ヴィンテージ、「鼻」、テロワール/ terroir…ワインの世界独特の用語の定義を集めました。
シャブリ/Chablisのワインが更にわかるようになります。

AOC(原産地統制名称): AOCは、テロワールの品質、ぶどう品種の典型的な表現、何世紀にもわたり行われてきた栽培、その土地の特別なミクロクリマの認識に基づくものです。

 

Arôme アロマ : 鼻で捉え、認識される嗅覚の印象。また、ワインを口に含んだ時に、芳香性の分子は戻り香(アフターフレーヴァー)を通して鼻で感じられます。 口の中では、触覚だけが認識されます(酸味、収斂性、塩味、甘味、口当たりなど)。アロマは、その元となるものより分類されます。第一アロマはぶどうの中に存在し、品種に典型的なものです。第二アロマは、アルコール発酵により現れ、若いワインに見られます。第三アロマは、ワインの熟成中に現れます。

 

Bouche 味わい : 試飲したときに、ワインが口に入って捉えられる感覚です。味わいでは、物理的な感覚に興味が持たれます。ワインのテクスチュア、触感、密度、繊細さ、もしあれば発泡などです。味わいは3段階にわけて分析します。アタック(最初の味わい)、中間の味わいの変化、味わいの終わりです。 ひとたびワインが口の中に入ると、鼻とともに、アフターフレーヴァーを通してワインのアロマが強く感じられます。

 

Brillant 輝きのある: 鮮やかな光沢があり、水晶のような透明感があるワインのことを指します。

 

Capsule キャップシール :ワインのボトルの首の部分を覆っている包装。いろいろなタイプがあります。 キャップシールは、ソムリエナイフで容易に切れなければならず、鋭利な切り口が残ってはいけません。

 

Cépage ぶどう品種 :ヴィティス種のぶどうの種類。ワイン造りのために世界で栽培されているぶどうの品種の大半は、ヴィティス・ヴィニフェラに属しています。

 

Chardonnay シャルドネ :世界で最も知られている白ぶどう。 数世紀にわたり、ブルゴーニュ/Bourgogne原産のこのぶどうは、ブルゴーニュ/Bourgogneで全般的に辛口の白ワインを生み出すために使われてきました。

 

Corps ボディ:ボディのあるワインは、しっかりしたタンニンの骨格が、味わいの円く厚みのある印象とバランスが取れ、同時にしっかりとしたアルコールも持っています。 ボディのあるワインは、コクがあると言われます。

 

Couleur 色 :ワインには、大きくわけて赤、白、ロゼの3つの色の種類があります。それぞれのカテゴリーは、様々なニュアンスに分かれます。

 

Cristallin 水晶のように澄んだ: とても輝きがあり、明るく、完全に透明なワイン。水晶のような輝きがあります。

 

Enjambeur アンジャンブール :ぶどうの畝をまたぐトラクター

Chardonnay シャルドネ

Etoffé 豊満な: 上質で気品のある織物を思わせるワイン。力強い特徴があり、豊かで骨格がしっかりしていて豊満で、熟成させるのに十分な質感があるワイン。

 

Feuillette フイエット : 量の計量単位。シャブリ/Chablisでは、ワインの取引の「従来からの忠実な地元の慣習」は、フイエットと呼ばれた132ℓ入りの樽に基いて行われていました。

 

Fin 繊細な:高品質でバランスが良く、繊細なワインの特徴。ある程度の微妙さが特徴で、エレガント。力強くコクがあり、肉付きのしっかりしたワインとは対照的。

 

Fleuri 花が咲いたような :花のような表情を持つワインの表現に使われます。

 

Fruité 果実味豊かな: アロマや風味の特徴が、ぶどうやその他の果実を思わせるワイン。これらの果実は新鮮であったり、熟していたり、焼いたような、ドライな状態であったりもします。

 

Léger 軽い : 全般的に色は強烈ではなく、アルコール度は低めでタンニンの力強さも控えめですが、バランスが良く心地よく飲めるワイン。

 

Millésime ヴィンテージ : そのワインの原料となったぶどうの収穫年。ヴィンテージの概念は、ブルゴーニュ/Bourgogneでは特に重要です。各ヴィンテージは、多かれ少なかれブルゴーニュ/Bourgogneのワインのスタイルを際立たせ、熟成能力に影響を与えます。 例えば、2008年と2010年は、とても典型的で、純粋さに溢れたシャブリ/Chablisワインが仕上がりました。

 

Nez 香り :ワインの嗅覚での特徴。 強烈な香り、豊か、複雑、花のような、果実味豊かな、動物的な、などと表現します。

 

Or 金色 :金属の色で、灰色や緑のニュアンスが見られることもあります。

 

Rond 円みがある : かなり肉付きのよいワインで、厚みがあり、滑らかで、タンニンの尖った感じがないワイン。円みのあるワインは、口蓋に柔らかく触れる。そのバランスは、まろやかさや滑らかさによりもたらされます。

 

Robe 外観 :ワインの外観全体を表わします(色、ニュアンス、輝き、清澄度、濃淡)

 

Terroir テロワール: ワイン造りにおいては、自然の要素全体を指します(地理、地質、土壌、植物、気候)。これらが、人々のノウハウと組み合わされ、ぶどうを通して表現され、典型的で特別な、他の条件下では造ることのできないワインを生み出します。

 

Volume en bouche 味わいのボリューム感 :口の中でアロマとストラクチュアに溢れる、ボリュームのあるワインのこと。

Robe 外観