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ヴァイヨン/Vaillons

ヴァイヨン/Vaillons

シャブリ・プルミエ・クリュ/Chablis Premier Cru(左岸)
旗印となる主要クリマ/Climatの一つ。

1429年に「Valion」と表記されていたこの名前は、小さな谷を意味するVallonが変形して「Vaillon」となったもので、かつては「Valson 」と呼んでいた。すなわち、「ヴァイヨン/Vaillons」は、ラテン語で「2つの標高の高い場所の間に広がる場所」を意味するVallisまたはVallesに由来している。

  

 

ヴァルミュール/Valmur

ヴァルミュール/Valmur

シャブリ・グラン・クリュ/Chablis Grand Cru

1233年、「 in valle mur 」の畑の1/2アルパン(土地の面積の旧単位)についてすでに触れられている。1537年に「Vallemeur」と記述の残るこの名前には、2つの語源が考えられる。一つはMeuresの渓谷。Meuresとは、古いフランス語でキイチゴの実を指すため、かつて、ここにはキイチゴの茂みがあったのだろうと考えられる。もう一方の仮説は、Meurs(壁)に由来すると考えるもの。この壁は所有地を限定するために作られたもので、区画の上部に畑から取り除いた石ころが積まれ、MurgersまたはMeurgers(Meurgersの渓谷)と呼ばれていた。

  

 

ヴォー・リニョー/Vau Ligneau

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ヴォー・リニョー/Vau Ligneau

シャブリ・プルミエ・クリュ/Chablis Premier Cru(左岸)
旗印となる主要クリマ/Climatの一つ。

これはぶどう畑の渓谷を表す「Vau vigneau」が変形したのだろうか。すぐ近くにあるリュー・ディ/lieu-ditは 「Vau Vigneau」と言う名前である。長く森に覆われた渓谷の名残かもしれない(ラテン語のLignum は「森」を意味する)。 あるいは、地元で 「Lignot」と呼ばれたヒルガオの一種のことか、あるいは小さな鳥の「Linot」のことなのか。

  

 

ヴォー・ド・ヴェイ/Vau de Vey

ヴォー・ド・ヴェイ/Vau de Vey

シャブリ・プルミエ・クリュ/Chablis Premier Cru(左岸)
旗印となる主要クリマ/Climatの一つ。

「Vau d’Vey 」と発音されていた「ヴォー・ド・ヴェイ/ Vau de Vey 」は、ヴェイの渓谷 「Vallée du Vai」「Vallée du Vay 」「Vallée du Vey  」を意味し、ラテン語で「浅瀬、湿った場所、沼地の」という意味のVadum から来ている。その昔、この場所を流れる小川が渓谷の入口で氾濫したこともある。

  

 

ヴォークーパン/Vaucoupin

ヴォークーパン/Vaucoupin

シャブリ・プルミエ・クリュ/Chablis Premier Cru(右岸)
旗印となる主要クリマ/Climatの一つ。

「ヴォークーパン/Vaucoupin」はかつては森だった渓谷を意味すると言われる。伐採もしくは開墾されたか、あるいは複数の所有者の間で再分割された渓谷を意味している。あるいは、この土地を所有していた「Copin」一族の渓谷を意味しているとも考えられる。

  

 

ヴォーデジール/Vaudésir

ヴォーデジール/Vaudésir

シャブリ・グラン・クリュ/Chablis Grand Cru

「ヴォーデジール/Vaudésir」は,「願望(désirs)の渓谷」という意味なのだろうか。 1429年、王家の畑に隣接するVau Daiseyの畑があったといわれる。この言葉は、「Vau Daisy 」や 「Vaul Daisy 」と表記され、1537年には「Valdesay」「 Valdaisay 」という記述が残されている。また、古いフランス語でHaitという言葉は希望、ねがい、願望を意味する。つまり、「願いの谷 < val des haits >」から「Vau des Haits 」、そして「Vau Désir 」へと変化したのだ。1770年にはすでに、「ヴォーデジール/Vaudésir」という名称が存在している。中世には、シャブリ/Chablisの生産者の中に、多くの 「Desay」とい名前の人がいたという。「Desay 」という人の名前から、この渓谷に名前が付き「Vallée Desay」となったとも考えられる。おそらく「願いの渓谷」という意味の仮説に留まるのが適切である。間違いなく、ぶどう畑のクリマ/Climatに与えられた名前の中で最も魅力的な名前である。