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半大陸性気候

シャブリ/Chablisのぶどう畑は、ブルゴーニュ/Bourgogne地方の北部に位置し、シャンパーニュ地方にほど近いフランス北部にあります。冬は長く厳しく、夏は暑い半大陸性気候です。海から受ける影響がほとんどないかわり、春の霜に悩まされます。 ぶどう樹がちょうど春の息吹に目覚めようとしている時、ときとして春であっても、氷点下の気温になると伸びかけていた芽や枝がだめになってしまいます。栽培者たちは幾度か春の霜のひどい被害を受け、時間をかけてこの天候の気まぐれを制御する方法を覚えていきました。

1959年には、ショフレット(加熱器)が初めて畑に持ち込まれました。これは熱を出すものですが、同時に煙を出すので、温めた地面からの放熱を防いでくれます。つまり地面の温度が下がらないようにするための道具なのです。霜との戦いには他のテクニックも活躍しています。たとえば、散水。ぶどう樹に水をまくと、水は芽と接触して凍結し、芽のまわりを守る繭を形成するのです。凍結した水は0℃のまま変わることはありません。これはイヌイットの氷の家イグルーと同じ原理です!

春の霜は、年によってシャブリ/Chablisに大損害をもたらしてきました。シャブリ/Chablisの生産者、ジャン・ポール・ドロワはこのように言います。「1945年はひどかった。私の祖父は最初の電動式圧搾機を購入していたが、それを動かすことはなかった。すべてのぶどう樹は、5月1日の夜に凍ってしまった。1957年のときは、シャブリ・グラン・クリュ/Chablis Grand Cruの収穫量はわずか1hlだった!

散水
霜に対するシステム : 散水
ショフレット(加熱器)
霜に対するシステム :ショフレット(加熱器)